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中目黒保育園の廃止 なぜ自ら築きあげた区立保育園を…?《文教・子ども委員会》
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中目黒保育園の廃止
なぜ自ら築きあげた区立保育園を…?
…………《文教・子ども委員会》…………
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区立中目黒保育園を廃止する条例が、11月28日開かれた文教・子ども委員会で、自民・公明・民進党などの賛成で可決されました。全国でも質の高い保育と評価されてきた区立保育園を廃止するものです。
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【住民と行政が一緒になって】
目黒の区立保育園は、保護者や保育関係者などの運動と、行政も一緒になって取組み今日の保育をつくってきました。保育園の整備だけにとどまらず、保育の内容についても、産休明け保育、障がい児保育、延長保育などの導入や、給食では添加物を使わない調理やアレルギーの除去食など、先進的に取り組んできました。こうした下、全国の中でも質の高い保育と評価され、また目黒全体の保育を引き上げる役割を担ってきました。今日では、地域の乳幼児の遊び場として場を提供するなど、子育てセンターとしての取組みも行ってきました。
【深刻な保育の現状】
現在、都市部では認可保育園の不足の中で、待機児解消が大きな課題に。新たな子ども子育て法の下で、様々な形態の保育園が整備されていますが、現場では、保育士の低賃金や長時間労働などによる離職の激しい実態や、保育士不足が深刻になっています。さらに、営利を優先した事業者の中では、不正受給も出ています。一番影響を受けるのは、保育を受けている子どもたちで、全国では子どもの死亡事故が起きています。
区内でも、保育士不足や保育の質に関わる問題なども起きています。
【経験豊かな保育士の下での区立保育園】
こうした事態になった一番の原因は、国が公立保育園の整備費など補助金を無くしたからです。全国では、公立保育園の整備がストップし、効率性優先の中で公立保育園の廃止が進んでいます。
目黒区は、中目黒保育園廃止をはじめさらに老朽化した保育園3園を廃止する計画です。廃止した後には、区有地を提供し民間に保育園を整備させ民間に運営(民設民営)させるもの。民間保育園を否定するものではありませんが、一部では保育士不足など様々な問題が浮き彫りになっています。
しかし区立保育園では、保育する環境と何よりも経験を積んだ保育士がきちんと配置されています。効率性を優先し、なぜ自らつくりあげた区立保育園を投げ出すのでしょうか。この計画が進んでいけば、将来区立保育園がなくなってしまいます。〝子どもの最善の利益を保障する〟とした子ども条例に反するものです。
私は、区立保育園を廃止する突破口になる条例に反対しました。質疑をすることなく、賛成した自民・公明・民進党などに怒りを感じます。
意見書に対する各会派の態度
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保育園の増設を緊急に求める陳情
自民・公明・民進党が不採択
目黒区は、認可保育園の入所希望者の半分(1000人以上)が入所できない深刻な事態。保護者からは「仕事に復帰できない」など悲痛な訴えがあります。①安心・安全な認可保育園を緊急に増設②保育の質を十分に確保してほしい③待機児の地域の偏在化の是正などを求める・・の陳情が、文教・子ども委員会で審議されました。審議をしたのち私(日本共産党区議団)は、採択を主張しましたが、自民・公明・民進の反対で不採択となりました。保護者の願いを蹴散らす冷たい態度です。
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