石川恭子
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区政報告ニュース
違憲の「国際協力センター」の建設は中止を! 直ちにプルトニウムは撤去を <9月定例
区議会>

 
   違憲の「国際協力センター」の建設は中止を!

                       直ちにプルトニウムは撤去を


                  ………《9月定例区議会》………

…………………………………………………………………………………………………………………………………………… ………………………………… 先週に引き続き、4日に行った一般質問を報告します。…………………………………
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 【自衛隊海外派兵の拠点施設】
 中目黒2丁目にある中目黒防衛技術研究所は防衛省の研究施設ですが、1994年に市ヶ谷駐屯地から統合幕僚学校・自衛隊の幹部学校が移駐し、研究所は「自衛隊の基地・駐屯地」と位置づけられました。ここに、「国際平和協力センター」が新設され「研究センター」「研究棟」の改築が行われます。
 「国際平和協力センター」のもとで行われる平和活動は、2004年に閣議決定された「防衛大綱」に基づくもので、自衛隊の海外派兵の拠点の施設として、幹部自衛官などに教育を行うところです。「研究センター」「研究棟」は防弾チョッキの性能を調べたり、化学兵器などに備えた研究、砲弾の研究など海外派兵の実践・戦闘のための施設で、三施設は憲法違反の施設です。

 【憲法を擁護し、核兵器のない平和都市宣言区として…】
 目黒区は1985年、「…目黒区は平和憲法を擁護し、核兵器のない平和都市であることを宣言する」と平和都市宣言をしました。 この平和宣言の立場からも区は、3施設を見過ごすことはできません。
「国際平和協力センター」の建設中止と「研究センター」「研究棟」の研究中止をするよう、防衛省に働きかけることを区長に問いました。しかし区長は全く応えませんでした。

 【プルトニウムを極秘に保管】
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 住民の要求によって開かれた、防衛省の3施設説明会の中で、新たに二つのことが明らかに。一つは、プルトニウム329が32通楾区も知らない中で保管されていたことです。
 プルトニウム329は、原子爆弾の材料で1弔韮渦4千万人もの命を奪う猛毒。そもそも、1986年日本共産党の当時の上田耕一郎参院議員が、当時所管の科学技術庁も消防庁も知らない中で中目黒に保管されていることを明らかにしましたが、さらにその後も20年以上保管されていたのです。
 防衛省はプルトニウムを保管する所がないので、ここで保管していると言うことですが本来は、文部科学省が保管をするもの。区として、プルトニウムを直ちに撤去するよう防衛省に働きかけることを問いました。
 しかし区長は、安全に保管されているとして撤去は申し入れないことを明らかに。住民からはプルトニウムの撤去の陳情が議会に提出されました。

 【汚染土壌地が広域避難所?】
 もう一つは、土壌汚染が明らかになったことです。「国際協力平和センター」敷地からは水銀・カドミウム・鉛、「研究棟」からは六価クロム・鉛などが基準値以上検出されました。
 防衛省は、汚染土壌は適切に除去したと言うことですが、なぜ土壌が汚染されていたか原因は不明と答弁しています。周辺住民からは、「原因が分からない中では、他の敷地も汚染されているのではないか」「雨水などによって浸みだしてくるのではないか」と不安の声があがっています。
 ここは災害時、10万人が避難する広域避難場所です。多くの人が過ごす場所は、安全なところでなければなりません。防衛省に敷地全体の土壌を調査し公表するように働きかけることを区長に問いました。しかし、東京都の管轄なので行わないと答弁。自治体は、住民の健康と命を守ることが第1の役割で、住民の声に背く姿勢は問題です。


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    目黒区平和都市宣言  (1985年5月3日)

 
かつて人びとは、戦火に包まれ悲しい歴史の1ページをつくった。
 時は移り、今、平和の尊さをしみじみと思う。
 青い空、緑の木々。街には明るいあいさつがかわされ、人びとの顔にはほほえみが浮かぶ。
 この幸せを再び失ってはならない。
 わたくしたちは、地球のすべての人びととともに永遠の平和を築づくよう努力する。
 この誓いをこめて、目黒区は平和憲法を擁護し、核兵器のない平和都市であることを宣言する。


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