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■357号 新しい政治を求める審判
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くらしの声が
今度の国政選挙では、住民税の増税への怒り、国保料や介護保険料の負担増への怒りなどが多くの地域の方の声となって噴出しました。
このようなときに、ぜひ、共産党ということでなく、「森区議主催」というかたちで、菅刈住区で住民の声を聞く会をやってほしい、と要望をうけました。「共産党」と言うことではなく、ということわりが、今度の選挙で、年金などくらしの怒りは渦巻いているけれども、共産党が大きく伸びる選択肢にはならなかったことと、重なって思えてなりませんでした。とはいえ、貴重なご意見なので、しっかりやっていこうと思います
いのちの声が
医療介護後援会の田村智子さんを囲む会は、討論も活発で、介護や医療という身近な問題で、何としても今の政治を変えたいという思いがみなぎっていました。
7月のある日、区から介護保険料の決定通知の送付がはじまり、介護保険課は電話等が殺到していましたが、私のところにも上目黒のKさんから「高くて払えない」という相談が入りました。相談というより、ひどい政治を変えたいというKさんの強い思いを聞きました。
このままでは押し上げられない
告示直前、街頭宣伝では、まなざしは暖かく、知らない人からどんどん声がかかり、激動が起きそうな予感をさせるほどなのに、世論調査は渋い。「反応は好意的であるが、空気だけではわからない。今村順一郎は7位、7298票、区議選も8597票であることを考えると、このままでは押し上げることができない。爆発させなければ。」などと、日誌に書き込みました。
声の力強さに
建築紛争で住環境を守る運動で知り合った青葉台のSさんからは、「共産党を1議席なんとしても増やして」とギュッと握手されました。その力の強さにびっくりしたほどでした。
改憲の動きに不安の声が
改憲の動きへの不安感が根強く広がっています。学徒出陣、特攻隊志願の体験が熱く語られました。9条を守らなければならない、という信念が多くの人から感じられた参議院選挙でもありました。
国民監視の動きに不安の声が
地域の方から電話で、中目黒夕宣中に「私服警官が2名で偵察していた。権力が窮地のときは何をするかわからないのでくれぐれも注意を」と連絡がありました。
なぜ、権力は、選挙中の正当な活動まで住民を監視するのでしょうか。共産党が国会で暴露した自衛隊による目黒ピースウオークなどへの監視活動とも重なり、違憲違法なやり方は許されないという怒りを感じました。
毅然として孤高
「宮本顕治さんを神様が牢獄の12年分長生きさせてくれた。小林多喜二の蟹工船も思い出している。すばらしいひとたちだ。他の党が共産党を少しでも見習ってまともになってほしい。」という声を駒場にお住まいの女性からいただきました。
政治の激動を予感
「新党日本以外入れない。官僚制を打破しないといけないからだ。共産党にも入れてやろうかと思い始めているが考えている。」今までそんなこといったことない人まで変化しています。日本の対米従属はこのままでいいのだろうかと、このひどい政治の根本を考えている人が増えはじめていることにも、いまの政治的な変化は表面的ではない深い変化であることを感じています。
新たな政治的な激動期に、主体的に対応できるよう、若い人たちを加え、ともに学び、期待に応えられる党にするようがんばる決意です。
目黒での9880票は、政治的激動のスタートラインです。
【添付ファイル】 比例票の党派別推移(1995年〜2007年目黒区)
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