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■目黒区立目黒西中学校の校舎新宿工事の請負契約で、区は談合疑惑の業者と随意契約
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目黒区立目黒西中学校の校舎新築工事の請負契約について、5月26日の区議会で審議されました。
3回の入札不調
西中の校舎新築については、これまで3回の入札不調があり、今回、目黒区が示した内容は、競争入札による契約ではなく随意契約でした。契約金額は95億3150万円に及ぶもので
す。これは、同じく入札不調で随意契約を行った昨年度の区立向原小学校等複合施設の改築工事の59億1217万円を大きく上回り、区の随意契約では最高額になります。
私たちは契約の透明性、公平性を保障するためには競争入札を原則に置くべきだと考えており、契約金額が多額になればなるほど透明性や競争性、公平性が必要で、入札不調となっても、あくまで競争入札を追求することが必要と考えます。
一方、入札不調が続き工期に影響が及ぶことや学校施設など児童・生徒の教育に影響が及ぶ可能性のある場合などは、随意契約という選択もありうるという立場です。その場合でも、契
約先の選定には慎重な選定が必要です。
都発注の工事で談合疑惑
しかしながら、今回の随意契約は大きな問題があると言わざるを得ません。
それは、区が談合の疑惑がある企業と随意契約を結ぼうとしていることでした。
昨年11月に、東京都交通局が発注する都営地下鉄など鉄道線路の保守工事の入札で談合を繰り返していた疑いがあるとして、公正取引委員会は独占禁止法違反の疑いでJRや私鉄の関
連会社など6社に立ち入り検査を始めたこと、発注者の東京都にも立ち入り検査しているとの報道がいっせいになされました。その6社のうちの1社が、議案にある随意契約先である坪
井工業です。
坪井工業自身も、「当社といたしましては、この事態を厳粛に受け止め、調査に全面的に協力してまいります」と認めています。
現段階では調査結果は明らかになっていませんが、談合疑惑の渦中にある企業と随意契約を結ぶことが、その相手先としてふさわしいのか大いに問題です。しかも、95億円余という多
額の金額であり、区民の税金です。
しかも、西中は現在、旧八中の校舎を使用し、仮校舎で授業を受けている向原小学校と条件が違い、慎重に契約の相手先を選定する時間はあります。
区政への信頼を損ねかねない
これは、工期が延びるとか、教育活動に影響が出るとかいう以前に、もし、坪井工業が談合をしていた事実が明らかとなり、入札参加資格停止などの処分を受ければ、たちまち工事に
も影響が出て、なぜ、区はこういう企業と随意契約を結んだのかと、区政への信頼を損ねてしまいかねません。
議会の質疑の中でも、なぜ、談合疑惑の渦中にある企業と随意契約を結んだのか、区は「問題ない」と言い張るだけで、その理由は一切、答弁しませんでした。疑問は募るばかりです。
日本共産党目黒区議団は、討論の中でこうした問題点を指摘し、別の業者と契約を結び直すべきだと主張し、契約議案に反対しました。
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