2025年3月14日 令和7年予算特別委員会 都市整備費 松嶋祐一郎議員
私からは、大きく2つ伺います。
1つ目は、目黒区内のバス停でのベンチの設置についてです。
今日、他の委員からもベンチの設置、座れる場所の設置というのの質疑がありましたけども、かぶらないように、ちょっと質疑したいんですけど、それが大きく1つ。
それと、もう一つが、呑川の柿の木坂支流緑道、こちらの公園リノベーション工事について、大きく2点伺います。
1 バス停へのベンチ設置
大きな1点目ですけども、区内のバス停の多くにはベンチが設置されているところと、いないところがありますけども、高齢者とか身体の不自由な方が長時間立ち続けて、負担が強いられていると。特にバスの待ち時間が長い路線とか、坂の多い目黒区では、より深刻だと思います。
区民の方からメールが寄せられまして、いつも使っている目黒区内のバス停に置かれた私設の椅子に、「至急撤去せよ」という東京都の第二建設事務所、それから所管警察と連名で警告文が一斉に張られていますと。椅子を利用しているお年寄りとか、足腰の悪い方々がつらい思いをしているという訴えです。
都内では、バス停のそばにそういった私設の椅子が並んでいる姿が見られます。これらの椅子は近所の方々が善意で置いたものであり、お年寄りや足腰の悪い方が椅子に座って待てるように提供したものだと思います。もちろんこうした私設の椅子は無許可で置かれていて、設置は違法です。道路を所管している東京都第二建設事務所に問い合せますと、椅子の設置を求めるんであれば、道路管理者に対してバス会社が道路占用許可を取って、バス会社が設置するということを要請してくださいという話でした。
この当該のバス停の利用環境改善を求めて、住民の方々がバス会社に対して、ベンチの設置を要望する署名活動を行いました。100筆以上署名集まったそうなんですけども、その際、利用者アンケートなんかも実施をして、バス停の現状とか改善への要望が地域からも寄せられたと。その中で、ちょっと声を紹介したいんですけども、屋根とか日除けの必要性、夏は日差しが年々強くなっていて、日除けになる屋根や木陰がほしいとか、雨の日は傘だけでは濡れてしまい、車の水跳ねも気になる。屋根や風除けの設置を求める声とか、また椅子ですね、高齢者、障害のある人だけではなくて、若い人も荷物を置くために椅子を利用する。利用者数が少ないことを理由に、椅子を置かないのは納得できない。少数でも困っている人がいるなら、対応すべきではないかと、こういう声です。
地域の方がこうした署名と要望書をバス会社にぜひ受け取ってもらいたいと申し入れしたそうなんですけども、会えないと、対応してもらえませんでした。ベンチの設置はバス停設置者であるバス事業者の役割とされていますが、なかなか厳しい状況です。目黒区としても、高齢者や障害者に優しい公共空間づくりの観点から、バス停の椅子の必要性を認識していると思います。それを踏まえて、以下、目黒区に質問します。
(1)移動円滑化促進地区でのベンチの設置状況
まず1問目、目黒区の移動円滑化促進方針及びバリアフリー基本構想を見ると、区内の駅を中心に移動円滑化促進地区というのを定めて、バスのバリアフリー化として路線バスのバス停に上屋とかベンチの設置を進めるという方針を持っています。こういう促進地区にきちんとベンチが置かれているか、現状どうなっているかというのを伺います。
(2)バス事業者への働きかけ
2つ目は、このバス停の椅子、ベンチを設置するためにバス事業者に働きかけをしてほしいということです。この円滑化促進地区以外でも、住民から椅子がほしいという強い要望が上がっています。こうした区民の願いを受けて、目黒区はバス事業者に対して、ベンチの設置を求める働きかけを行うべきだと思うんですけども、伺います。
(3)公道上へのベンチ設置の課題
それから、3点目、公道上に対してベンチ設置できないか、先ほども質疑がありまして、これも検討していくという答弁がありました。ちょっと詳細を詰めて質問したいんですけども、目黒区として、まずベンチ設置する際に、どのような制度上の課題があるのかというのを明らかにしてもらいたいんですね。道路管理者や警察との協議も必要になると思うんですけども、その辺はどういうふうに具体的に対応して設置を進めるのか伺います。
(4)広告つき上屋・ベンチの活用
それから、もう一つが広告つきのベンチによるバス停の設置です。今バス停に広告つきの上屋とベンチが一緒になったようなバス停があります。これ調べますと、国土交通省、警察庁の通達により、2003年から広告収入を活用したバス停上屋やベンチの設置が可能となったと。これを受けて東京都では2007年度から都営バスのバス停に広告つきの上屋の設置を開始し、2008年には東京都建設局と東京バス協会の協議により、民営バス事業者による設置も可能になったそうです。実際2009年には渋谷駅の西口広場に、東京都で最初の民営バス自身による広告つきの上屋、バス停が設置されており、広告収入を活用したバス停整備の実績があります。このような広告つきの上屋には、風防とかベンチが一体的に整備されているというのが特徴です。こうした事例を踏まえて、目黒区においても条件があるバス停には、こういう広告つきベンチや上屋を活用したバス停の整備を進めるべきだと思います。そうした目黒区として、バス事業者との協議や調整というのを進める考えはあるかお伺いします。これがバス停のベンチについてです。
2 呑川柿の木坂支流緑道のリノベーション工事
もう一点、呑川柿の木坂支流のリノベーション工事です。
これ目黒区は、令和7年度のこの新年度予算、実施計画でも今年、新年度からこの呑川柿の木坂支流緑道のリニューアルリノベーション工事を予定していまして、ちょうど私の住む地域の緑道ということもあり、区民からも意見をいただいておりまして、質疑をさせていただきます。
(1)緑の増加と維持
1つ目が、緑の増加と維持について。地域住民から現在の緑道は非常にいいと評価されていまして、さらに緑を増やしてほしいという声が寄せられています。呑川の柿の木坂支流緑道は非常に特徴的で、桜一辺倒ではなくて、こちらの緑道がコナラ、リョウブ、サルスベリ、エゴ、姫リンゴなど、武蔵野の雑木や四季の花、約70種が植えられていまして、まるで緑道植物園です。このような多様な植物と景観が調和した空間づくり、私も近くにいて、すごくいいなと感じています。こうして目黒の桜はめぐろサクラ再生プロジェクトで、順次更新をされているんですけども、こういう柿の木坂の支流緑道の整備、多様な植物というのは、どういう考えの下に整備されたのか、まず伺います。
(2)スケジュールと地域住民への情報提供
2つ目です。今回、この柿の木坂支流緑道のリノベーションのスケジュールと地域住民への情報提供について伺います。
リノベーション工事の具体的なスケジュール、それから進行、これはやはり工事に関しては地域住民への情報提供、どのように行っていく予定か。住民参加の進め方、地域住民の意見を反映させる取組についても伺います。
(3)安全性の確保
3つ目、安全性の確保ということで、こちらの緑道には非常に特徴的で珪石、石、石柱、これ車止めです。多数設置されています。目黒区にこれ確認すると、駒沢通りより北、柿の木坂三丁目から東が丘は雑木林をイメージした整備空間で、特に柿の木坂三丁目6を境に南は御影石を使用した日本庭園風の雑木林で、北は木曽石を使用した武蔵野の雑木林を基に整備されていると。こういう石を配置するというのが当時流行していたんで、多く今そういうふうに置かれているということなんですけども、先日、私、緑道を歩いていましたら、ちょうどこの緑道内で男性の歩行者が木の根につまずいて、目の前で転倒したんですね。頭をこの石にぶつけて、重症事故がありました。私の目の前でしたんで、頭から血を流していたので救急車呼んだんですけど、後から聞いたら、12針縫う大けがだったんですね。
また、ほかの緑道でも知っている人が転んで腕を折ったとか、そういう事故もあって、非常にその事故を防ぐために、安全というのは大事だなと思っていまして、この木の根の処理とか、そういう珪石の考え方、これについてもお尋ねします。
(4)緑道内のベンチの設置
それから、緑道内のベンチ、休める椅子の設置についてです。この柿の木坂の支流緑道、全体的に幅員が狭いんですけども、緑のスペースを確保しつつベンチの設置とか、こういうところもやっぱり配慮していかなくちゃいけない。近隣住民とか、プライバシーの確保とか、様々御意見あると思うんですけれども、そうしたバリアフリーの観点から、緑道内にベンチを設置することについて方針を伺います。
以上です。
再質問
バス停のベンチ:事業者への働きかけと設置の工夫
では、再質問します。バス停のベンチについてです。
このバス停のベンチは、本当に高齢化が進む中で何とかね、増やしてほしいという切実な声が上がっているわけですね。インターネットで私見たんですけども、渋谷区では、バス停にそういう自分でつけた私設の椅子が撤去されるという状況になって、その椅子に「80歳の私、バスを待つ間使わせてください」という付箋が貼られて、それが写真がネット上に拡散されまして、非常に大きな話題になって、その後、国土交通省に多数の問合せが来て、結果的にこのバス停には正式に常設の椅子が設置されるということになったそうです。
目黒区でも先ほど私、署名とか区民の声を紹介しましたけども、本当に高齢者が椅子を必要としている、そういうバス停があるんですね。大変足腰が痛いと苦しんでいるわけです。ぜひそういう声をバス事業者に伝えて、バス停のベンチの設置というのを区として促していただきたい。これ目黒区バリアフリー推進協議会というのを開催していますけども、ここメンバー見ますと東急バスなど関係者、それから関係行政機関として国土交通省のバリアフリー推進課長、東京都第二建設事務所、碑文谷警察署、こういうのも参加しています。こういう協議会の場で、ぜひ目黒区側からバス停のベンチを求める、そういう声を区民の声を伝えて、バス停のベンチの設置を促していっていただきたいと思うんですけど、再度聞きます。
それから、再質問の2点目は、先ほど公道上のベンチの設置の条件と、幅員が道路が狭いということで、条件が厳しいということ、るる明らかになりましたけども、そういう厳しい条件の中でも様々工夫によって、せめてバス停にちょっと休めるスペースがあれば、本当に区民が助かると。それも先ほども他の委員からも意見がありましたけども、こういうバス停に椅子、座るところを置くというところは、今後コミュニティバスなんか、本当に区内の狭い場所を通っていったりとか、停留所もコンパクトな場所が多いんで、そういう場所で限られたスペースの中で椅子やベンチが設置できるのかというのも課題だと思いますし、高齢者はとりわけそういうバス利用が多いですから、どういうふうに目黒区として進めていくのか改めて伺います。
それから、他の自治体では歩道の占用基準を満たしつつベンチを設置しているという事例もあって、例えば川崎市では、町内会や自治会がバス停にベンチを設置する際、所定の許可申請を行い、補助金の交付を受けられる制度を設けています。こうした他の自治体の事例を参考に、目黒区においても工夫の余地がないか、研究していただけないでしょうか、伺います。
緑道:緑を増やす方向での整備
それから、呑川の柿の木坂緑道のリノベーション工事です。
非常に特徴的だというお話をしました。今、課長からも答弁で、目黒区は武蔵野の雑木林、それから日本庭園風の雑木林というコンセプトの下に整備をしてきた。これやっぱり地域に、私もどうですかって聞くと、とてもいいと、このまま残してほしいという声が結構あります。かつてどうだったのか、これも本当に住民参加でつくってきたのかなというふうに思いました。
ただ、一方で木の根によるつまずきとか、珪石に衝突する事故というのも実際起こっていて、安全性の確保というのも重要です。今回、リノベーションでは、答弁でバリアフリーの観点から、木の根の処理や伐採、珪石の移設、再利用について検討されているという答弁がありましたけども、そういう中でもやっぱり緑を減らさずに、むしろ増やすという方向で整備していってほしいなと思っています。緑道の整備は言うまでもなく、景観の維持とか、バリアフリーという側面もありますけども、やっぱり地域住民の幸福満足度を高めるという意味でも、また気候変動対策としてのヒートアイランド対策とか、生物多様性の確保とか、こういうのにもつながってきますんでね。今後のそうした検討の中でそういう観点も維持しながら、ぜひ緑を増やすというところで、しっかり進めていっていただきたいと思うんですけど、伺います。