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保険料値上げの道へ進む 医療保険の大改悪
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保険料値上げの道へ進む 医療保険の大改悪
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医療保険制度改悪法案の審議が、参議院で行われます。この法案によって、現在でも高い保険料がさらに値上げされることが予想されます。
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【国庫負担が引き下げられる中で】
国民健康保険は、自営業者や高齢者、失業者などが加入する保険で、命と健康を守るために公的医療保険として1961年に始まりました。(区議会議員も加入しています)企業の健康保険と異なり事業負担がないため国庫負担があります。ところが国は、国庫負担を引き下げつづけ負担割合は1984年の半分になっています。その結果、毎年のように保険料が値上げされ、今年度も値上げされます。(癸毅牽換罎任知らせ)
高い保険料は、払いたくても払えない滞納者世帯を増やし、全国では360万世帯、目黒区では1万2800世帯となっています。保険料を滞納し続けると保険証を受け取ることができず、資格証が発行されます。資格証を持っていても、病院窓口では10割全額負担。その結果、医療を受けたくても受けることができない人が生まれる事態に…。
【受診遅れ56人死亡】
全日本民医連は毎年調査を行い、お金がなくて医療にかかれず亡くなった人が2014年には56人にものぼったことを明らかにしました。
重篤になるまで医者に行かず搬送されたときには手のほどこしようもなかった実態を報告しています。こうした実態は、民医連だけの調査で氷山の一角だといわれています。
【医療制度改悪法案でどうなるか?】
現在の国民健康保険の財政運営は、自治体(目黒区)が行っています。ところが、改悪法案は都道府県に移し、保険料の住民負担を引き上げる仕組みが盛り込まれているのです。
都道府県が自治体(目黒区)に「標準保険料」を示したり、「納付金100%」を義務付けたりします。これは、自治体(目黒区)に保険料の値上げと取り立てを強化させるものです。さらに、現在自治体(目黒区)が保険料を引き下げるために実施している一般会計からの繰り入れを止めさせる計画です。繰り入れがなくなれば、保険料の値上げと人権無視の取り立てに拍車をかけるものです。
さらに改悪法案では、入院時の食費や、紹介状なしの大病院受診時の負担増を盛り込んでいます。これとあわせて、75歳以上の後期高齢者医療の保険料の軽減特例を廃止し、2〜10倍もの負担増を強いる計画です。
【住民の命を守る制度に】
商店や地域の皆さんから寄せられる怒りの声で多いのは「介護保険料と国民健康保険料が高い」です。国民健康保険の都道府県化では、高い保険料は解決しません。国庫負担の抜本的引き上げこそが必要です。医療保険制度改悪法案は、衆議院でのわずかな審議で可決され参議院に移ります。 徹底した審議とともに世論と運動を広げ廃案に追い込むことが重要です。皆さんはどう思いますか。
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我が家のプランター
選挙の忙しさで、ほったらかしていたプランターに雑草がのびのびと生えていました。昨年購入したアジサイが、植え替えた鉢の中ですくすくと伸び葉の間にはつぼみをつけています。
庭のない我が家でも、季節の移り変わりを感じます。子どものころには、あたり前に見えていた草花が、とてもたくましく愛おしく思えるのは年のせいでしょうか?亡くなった祖父も、花が大好きだったことを思い出している今日この頃。
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