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陳情から見える 重度障がい児を抱える家族の切実な声
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陳情から見える 重度障がい児を抱える家族の切実な声
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１１月議会の生活福祉委員会では、住民の皆さんから提出された６件の陳情を審議しました。そのうちの１件「重症心身障害児に関する陳情」を紹介します。
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【「子どもの入浴と交流の場」を】
区内には、在宅ですごす重度障害を抱える子ども（重症心身障害児）は１６人います。人工呼吸器、酸素療法、経管栄養、吸引などの医療対応が必要です。
子どもたちの学校教育は、他区にある特別支援学校に通い行なわれます。しかし、医療的ケアが必要な子どもは通うことができず、教師が在宅を訪れます。
入浴は、保護者１人では対応することができずヘルパー・看護師がついて３人がかりで、室内に用意したビニールプールで行います。しかし、ビニールプールは子どもの成長に伴い、自宅での入浴が困難になってきています。
保護者（おもに母親）は、ほとんど毎日障害を抱える子どもの対応に追われ外出の機会も少なく、同様の保護者との情報交換の場を持ちたくても持てない状況です。こうした中で、�〇劼匹發瞭�浴と母親同士の情報交換の場をつくってください�⊃歓半祿下團札鵐拭爾△ぅ▲ご曚粒萢僂鮓‘い靴討�ださい…の陳情が提出されました。
【３人がかりの入浴】
私は御家族の協力の下、入浴の様子を見学させてもらいました。
ビニールプールにお湯を入れる作業、体温調整が困難な子どものために室内を暖める、呼吸器を外すために手動で空気を送る作業など、大人３人がそれぞれ動き回ります。入浴が終わった後も、ベッドの用意、健康のチェック、かたずけ等が続きます。初めての光景に、驚きとにこやかに対応するお母さんの様子に頭が下がる思いでした。
目黒区では、月に一度７日間ショートステイを取ることができると教えてもらいました。「７日間と言っても、ショートステイに行く日と帰る日２日間を引くと５日間、それ以上は取れないんです」と胸の内を語ってくれました。
【予算をつけて体制を】
審議の中で区は、医療ケアが必要な場合それを支える体制をつくらなければならず予算措置が必要と言います。しかし保護者の要望は、かねてから要請してきたことで、以前から「予算措置が必要」というばかりで応えていないと批判の声があがっています。少人数の弱者の切実な声こそ聴くべきではないでしょうか。 この陳情は、日本共産党、独歩、ネットが賛成（３人）しましたが、自民、公明、民主党の継続（５人）によって継続審議となりました。
学力テスト結果学校別公表を容認
競争教育をすすめる文科省
文部科学省は、学力テストの学校別の結果公表は、点数競争をさらに激しくし、教育を一層学力テスト対策偏重でゆがめ、豊かな学力の形成を妨げるおそれがあるとして、全国学力テストの調査結果を個々の区市町村や、学校名を公表することは認めていませんでした。
ところが来年度の学力調査から、教育委員会が「自らが設置管理する学校の状況について、それぞれの判断において、公表することは可能」とし、市区町村が、学校別の結果を公表することや、都道府県教委が市区町村教委の同意を得て市区町村別や学校別の結果を公表することを認めました。
国連・子ども権利委員会は「日本の競争教育は、こどもの遊びや豊かに過ごす時間を奪っている…」と指摘していますが、文部科学省の方針転換は、点数競争をさらに激しくするもので許せません。
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デモもテロ？
秘密保護法案が重大な山場を迎えています。国民の知る権利も、報道の自由も、国会議員の国政調査権も脅かす秘密保護法案。反対、廃案の声がジャーナリストや弁護士、芸術家、作家などをはじめ多くの国民に広がり、先日祐天寺駅での宣伝も廃案の署名にたくさんの人が応じてくれました。この区政ニュースが皆さんの手元に届けられるころ事態はどうなっているか。それにしても、自民党の幹事長の発言はひどい！秘密保護法反対のデモ活動を「テロ活動と本質において変わらない」と…。「テロ防止」を名目に国民を監視する秘密保護法案の弾圧立法の本質を表すものです。戦争を知らない世代が多数を占めていきますが、日本の近代の歴史をきちんと学ぶことが大切だと痛感する日々です。
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