森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

465号 大橋公園13億円確保へ



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換気装置(排気)

業者選定は7月

 大橋ジャンクション屋上公園約7000㎡と内部空間のふれあい広場約3000㎡の整備工事が、2011年度と2012年度の2年間行われます。

整備費全額を首都高から

 本来、首都高㈱が整備すべきですが、区立公園として目黒区が整備することになっています。
 総経費は13億円ですが、この整備費は、首都高㈱に全額出させるべきだと、この間、区議会で何度も粘り強く訴え続けてきました。そして、全額首都高に出させる、出してもらうことになっている、と区は答えてきました。
 この度、改めて、この点を区に確認すると、工事量に伴って23度は4億円、24年度は9億円をあらかじめ区一般会計から出し、24年度に首都高から「道路沿道環境対策に相当する額」として13億円をもらうよう協議中と言います。(注)
 13億円の財源については、目黒区は「財政難」と言っている状況でもあり、第4特養延期や箱根の保養所廃止というほどなら、23年度中に目黒区に支払うよう首都高に求めるべきです。

施工協定と費用負担協定きちんと結べ

 大橋1丁目公園(仮称)の施工協定は、3月定例会に報告されます。この報告に間に合うように首都高㈱と交わす「費用負担協定」は、いつ議会に報告されるかは未定です。

環境対策として当然

 10年に及んだ東京大気汚染裁判は、喘息などで苦しむ原告団勝利の判決を受けて和解しました。
 大橋の環境対策については、ジャンクション屋上公園等の整備が盛り込まれました。首都高㈱が地域住民のために十分な環境対策費を出すことは当然です。

区議会に陳情

 大橋1丁目屋上公園に関わる陳情が、11月議会に出され、継続審査になっています。
 豊かな樹木を育てるための土壌対策、ヒートアイランド対策や豪雨対策、猛暑時に植物に水やりを十分行う雨水貯留システムなどを求めています。区はこうした要求にも十分応え、環境対策の名に値する公園づくりを進めるべきです。。
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換気所の屋上に立つ

住民参加で検討

 2008年9月に公園づくり検討会を設置し、住民参加で大橋1丁目公園(仮称)や内部空間のふれあい広場(仮称)の基本構想、基本設計、実施設計を検討してきました。管理の主体は目黒区であり、区立公園として管理していきます。陳情も出され、課題も残っていますが、住民参加が保障され地域のみなさんの声が一定反映されました。

換気所を見学

 1月11日、首都高㈱に要請して大橋換気所の見学会を実現することができました。
 当日は、地域の人たちと共に、トンネル内の排ガスを換気する装置、二酸化窒素(NO2)を除去する脱硝装置と浮遊粒子状物質(SPМ)を除去する電気集塵装置の仕組みについて説明を受けた後、機械室には入れませんでしたが、換気所の内部や屋上を見学しました。

換気所屋上の自然再生緑地化

 大橋換気所の屋上900㎡の緑化整備は、2008年1月、目黒区との協議により、首都高㈱が整備と管理を行うことが決まりました。生き物の生息・生育を中心に考えた緑地、自然再生緑地とするため、普段は閉鎖した管理を行い、イベント時だけ立ち入りできるようにします。

インパクトのある壁面緑化を

 壁面緑化を求める地域の人たちと区議会に陳情を出し、区や首都高に申し入れを行う中で、区議会として「要望書」を首都高㈱に提出し、実現させることができました 1月11日の換気所見学の時に、壁面緑化は、246沿い北側にも実施するとの説明を初めて受けました。屋上公園と共に、名所となるようなインパクトのある壁面緑化にするよう客土など環境整備に向けて働きかけていきます。

東京大気裁判の和解条項守れ

 東京大気汚染裁判の和解条項には、大橋ジャンクション部に新たな大気測定局を設置する条項を盛り込ませることができました。。
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結構急な斜面

大気測定局増設で公害チェック


 設置の位置は、ジャンクション屋上で、プリズムタワーの脇です。換気所のNO2やSPМを除去する大気浄化装置の運転状況は高率で良好です。
 大坂橋自排局と屋上の新設局で、PМ2・5以下の超微粒子を測定するよう働きかけていきます。
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屋上公園の関連記事
http://www.jcpmkd.jp/html/mori02/2010/20101114184246.html
(注)2月9日都市環境委員会報告によれば、13億円は、基金として積み、40年分の維持管理経費として使っていく、との考えが示されました。本来、屋上公園は、首都高が整備し、永久に維持管理すべきものであるにも関わらず、結果的には、整備費はださず、整備費と同額の維持管理経費しか出さないこと自体話がおかしいと思います。

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