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■421号 大橋再開発が金融経済危機で大赤字
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| 19億円で売ることになったの都のビル用地5500�� |
いくらならやってくれるの?
東京都が施行者となって進めている大橋再開発の156m超高層ビル1‐1棟の特定建築者が3月31日に決定しました。
特定建築者とは、都市再開発法に基づき施行者である東京都に代わって、再開発ビルの建築や保留床の処分を行う業者です。
案の定、応募したのは1グループのみで、「選定」された企業は、1‐2棟と同じ東急不動産、東急電鉄、三井不動産レジデンシャル、有楽土地のグループです。
190億円から19億円へダンピング
注目されていた保留床処分価格に相当する敷地譲渡価格は19億円。1回目の予定価格が190億円、応募ゼロだったため、2回目79億円で募集するも応募ゼロ。3回目はとうとう都政史上初の予定価格の設定なしのナアナアに。結果は19億円で「手打ち」。まさに究極のダンピングです。採算ラインは、2回目募集時の79億円と都は区に説明していますから60億円もの採算割れ。保留床は443戸ですから平均5000万円で売ったとしても200億円を超えます。いくら売れないリスクが大きいからといって19億円は異常な安値です。
工事費はなんと100億円
一方、権利床の整備費(工事費)は、1回目2回目の公募とも78億円でしたが、3回目は101億円。昨年の10月時点では原油や建築資材の値上がりを考慮せざるを得ず23億円を上乗せしたと都は区に説明しているようです。
3回も募集を繰り返している間に建築スケジュールは9か月も遅れました。1‐1棟ヘ入居予定者に対する仮住まいや賃貸物件所有者の家賃減収等の補償費は、1か月当たり約4000万円にもなります。すでに9か月遅れていますので、3億6000万円が余分にかかった勘定です。
金融経済危機、不動産不況の中で、再開発の資金収支計画は大破たん、大赤字をかかえることになりました。すべて穴埋めは税金投入です。
住み続けるための再開発のハズが
住み続けられることを目指して再開発で超高層ビルを立てても、すでに転出者は253名全体の73%に上ります。高い管理費や修繕積立金、固定資産税などの支払の困難さから今後転出者はもっと増えると思われます。結局、大企業だけがリスクを回避して利潤を手にする仕組みです。
一方、多くの地権者が「こんなはずではなかった。ばら色のはずだったのに…」と後悔するだけではなく、周辺住民が背負わされるリスクは何世代にもわたる環境権、生存権の侵害です。
1-1棟の高さを半分の80mにしてほしいと署名した4000名の思いは生かされることもなく、双葉の園保育園をはじめ地域に日影を落とし、風害を激化し、周辺の住環境を壊しはじめている大橋再開発の破たんは明白です。
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