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■360号 区民の立場を貫き
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青木区政追及
9月5日から定例区議会がはじまります。初日3番目に石川恭子議員が一般質問に立ち、福祉と防災の問題を取り上げますます。
本来の地域福祉の理念に立ちかえって、保健・福祉・医療の連携強化でだれもが地域で安心して暮らすことのできるまちづくりを進めるシビルミニマム=最低保障を明確にし、それに区が責任を持つこと。その推進のために不可欠な地域保健福祉サービス事務所の位置づけの明確化と体制を強化すること。
改悪された介護保険制度のもとで制度をただす努力をしながらも、シビルミニマム=最低保障には区として責任を持ち、区民生活に広がっているヘルパー打ち切りや介護ベッドとりあげ、利用料負担増などの問題を打開すること。
中越沖地震の教訓から、危険地域での耐震診断の徹底推進、耐震補強工事助成を150万円まで拡大すること、自己負担は低所得者は無料とすること、などを区長に迫ります。
従前の区政
参院選での安倍自公内閣への痛烈な批判とがけっぷち改造内閣への冷めた反応…。貧困と格差が拡大するもとで、最低限の生活さえままならない状況に置かれている事態に「もう我慢できない」というくらしの声がわからない政治家。
福祉を削る
KY(空気読めない)安倍首相と青木区長には多くの共通点があります。小沢代表は、政権奪取に向け自民党と「対決姿勢」を強めていますが、同じ民主党出身の青木区長は、前薬師寺区政を事実上継承し、非課税高齢者の生活支援的意義の大きかった福祉電話代助成月2000円を廃止するなど区民いじめ行革路線を推進してきました。
「構造改革」を必要だと持ち上げ、庶民増税と医療・年金・介護など社会保障の改悪・負担増を容認するとともに、「構造改革の光と影」として、くらしへの悪影響を認めながら「国が是正すべきこと」と無責任に言い放ち、自治体の第1の仕事は福祉の増進であることを忘れて、まともに暮らしを守る対応策をとる姿勢がみられません。
トップダウン
前薬師寺区政は区のトップによる「側近政治」といわれるトップダウンの強権型でした。そこに大型ハコモノと再開発や庁舎優先で「口利き」横行による利権がからみ崩壊しました。
青木区政もトップダウンだと言う批判が区民からも職員からも広がっています。保育園民営化問題では、保護者との協議を突然打ち切る方針を出したのは青木区長と3役等「側近」でした。
また、介護の問題でも、地域包括支援センターの運営は、地区保健福祉サービス事務所の体制強化により当面は直営で対応するという職員参加による圧倒的多数意見の方向を反故にし、トップダウンで民間委託による運営という結論を押し付けました。
補正でも決算でも
9月議会は、前年度の決算審議とともに、住民の緊急要求に対して補正予算が効果的に編成されたかを審議する重要な議会です。
9カ月後の区長選挙をにらみ、一期目の青木区政を総括した目で、区民の立場を徹底的に貫く論戦を行っていきたいと思います。
運動と傍聴を
暮らしを守る緊急要望が渦巻いています。要求実現を区に要請する運動を一緒にやっていきたいと思います。区議団にご連絡ください。また、議会傍聴にぜひご協力ください。
議会の日程
9月5〜6日 初日の本会議で一般質問(石川議員)
9月10〜11日 常任委で条例・陳情審査
9月12日 企画総務委員会で補正予算審査(森議員)
9月14〜25日 決算特別委員会で初日総括質疑(沢井議員)
9月28日 本会議で反対討論(岩崎議員)
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