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■356号 障害者の社会参加と就労の支援を
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7/2障害者の方たちと区に要請 |
障害者の支援
目黒区の心身障害者センター「あいアイ館」は、障害者の在宅生活を支える拠点施設ですが、数か月から1年の機能訓練などの活動を終え卒業した中途障害者が、その後の生活や社会復帰・就労を目指す場が切実に求められてきました。
高次脳機能障害者
病気や事故などにより、言語・思考・記憶・行為・学習・注意などの脳機能障害が起こってしまった中途障害者の方々が、数多くいます。現在の目黒区の障害福祉の事業で、こうした高次脳機能障害者をケアし、個別に対応して就労を支援するような事業はなく、切実な課題になっています。
社会への復帰を
どうしたら目黒区の障害福祉を充実できるのか、障害者が社会復帰することができるような地域をどうつくっていくか、関係者によって熱心に話し合われ、有志によって「いきいき福祉ネットワークセンター」という非営利法人(NPO)が設立されました。
そして、NPO法人として、「高次脳機能障害者センター」を設置し、2008年4月から目黒区の高次脳機能障害者の地域社会参加を支援する活動をスタートさせようとしています。
事業費の悩み
ところが、社会福祉士、作業療法士など2〜3人の人件費や施設賃借料、水道光熱費、活動費、初年度設備費用など、事業費は、多額に上ります。区の委託事業としてやれないものか、障害者やスタッフの方々に何としても実現させたい思いが募ります。
すぐに会って
わたしが、医療生協のケアマネージャから相談を受けたのはこうした状況の中でした。NPOの理事長にあって直接お話を伺い、7月2日、障害者の方々、スタッフの方々とともに、障害福祉課長に要望する機会をもつことができました。
区の課題として検討
区側からは、東京都から「区市町村高次脳機能障害者支援促進事業実施要綱」が来た。区が「適当と認める団体に委託して実施することができる。410万円余、補助率4分の3なので、区が残り4分の1の100万円余を予算確保すれば事業実施できる。障害福祉課としては、高次脳機能障害者支援促進事業は、区の課題として位置づけしているので来年度に向け検討していく、などの説明がありました
要求の実現を
引き続き、障害者の要求実現に向けて全力で取り組んでいく決意です。くらしや福祉などのさまざまな相談をぜひ寄せてください。
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