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■285号 住民が主人公の街づくり条例に
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12月19日の目黒区都市計画審議会で「仮称」街づくり条例「中間のまとめ」について審議が行われました。
実効性ある条例に
昨年3月策定された都市計画マスタープランでは、目黒の将来都市像を「こどもの元気がみえるまち」としました。災害に強い街、みどり豊かな環境のよい街…それぞれの地域の課題を解決し住民が主人公の街づくりをすすめるために、実効性ある街づくり条例にすることが求められます。
住民運動や建築紛争が多発
現在、目黒区でも規制緩和によって、ゼネコンやディベロッパーばかり活気のある街づくりがすすんでいます。再開発や超高層・大規模マンション建設がすすみ、日照、みどり、風害などで苦しむ人たちによる住民運動や建築紛争が多発しています。
住民参加の大切さを主張
日本共産党区議団は、今年8月に提出した(仮称)街づくり条例の制定に向けた意見書の中で住民参加の大切さを主張してきました。「この街づくり条例は、住民が街づくりに参加する仕組みを保障するための条例です。この性格から見ても、条例づくりの協議の場に住民が参加できるよう最大限努力すること」と強調してきましたが、目黒区は、条例づくりの過程で、いまだに区民に対して説明会も開催せずにきました。12月末締め切りの「中間のまとめ」に対する意見の募集でも19日現在たった1件しかきていない状況を見ても、区の姿勢の不十分さが指摘できます。3月条例提案というなら今後区民への説明を徹底し住民参加を十分に進めるべきです。
めざす街づくりに必要な規制や誘導策をもって区は区民と共に立ち向かえ
規制緩和が進むもとで
都市再生という名で規制緩和がすすみ、民間の活力を、官から民への掛け声のもとで、目黒の街づくりが大事業者主導で開発の波をうけている実態があるのに、区民、事業者、行政の役割分担については、行政(区)の責務の位置付けが弱く、区民にばかり責任を重くしている、という声も出ていますが、これでは区の責任のがれです。
街づくりの主人公は
区議団としては、区民の役割として、�ヽ垢鼎�りの主人公として、街づくりに参加する権利と責任を持つこと。�⊇嗣韻�主体となって街づくりに取り組むとともに、街づくり学習や街づくり活動に努めること。
事業者の役割として、�ヽ垢鼎�りの主体は住民であるという立場に立ち、住民とともに街づくりを進める事業者としての責任を果たすこと。�⊆�らの計画について地域住民に情報提供し、住民に説明するとともに、計画について住民協議を進めること。
行政(区)の役割として、�‥垰垠弉茱泪好拭璽廛薀鵑凌篆覆砲△燭辰董�環境保全や防災の街づくりなどに有効なルールづくりに積極的に取り組むこと。��街づくりの主人公である住民に対し、必要な情報の収集と提供を行うとともに、街づくり学習や街づくり活動に対する支援を行うこと。��事業者の役割を果たさせるために指導を徹底すること、を明記すべきと考えています。
住環境を守るルールこそ
また、500m四方くらいの地区(日常の生活圏)に街づくり検討会、街づくり協議会をつくって、地区内の区民等から多数の賛同(都市計画法の3分の2より弱い過半数)を得て街づくり計画を作成する、としています。ミニ開発を規制する敷地規模の最低限度や東山公務員宿舎建替問題でも一定の効果がでた45mの絶対高さ制限などの指定を地区の街づくり計画にも導入できることになっています。建物を建てるときの高さの制限や外壁を境界からどれだけ離すか、塀を生垣にすることなどを地区のルールとして決定することができるようになる一面もあります。しかし、一方で、これまで目黒ですすめられてきた再開発のように、容積率を巨大化させる規制緩和については「想定外」で、まともに対応できないものになっていることも大問題です。
大企業の暗躍を許さない
六本木ヒルズの再開発では、森ビルの社員を地域に移住させて、「住民」の発意によって再開発を進めるという手法がとられていたことがわかっていますが、「街づくり条例」の性格が、いくら「街づくり手続き条例」という性格を持つ条例として制定するにしても、街づくりの主人公は住民であり、このようなディベロッパーやゼネコンが暗躍する余地を与える仕組みづくりになってはなりません。
街を壊す行為には区民と共に立ち向かう覚悟を
目黒区基本計画は、「ともにつくる、みどり豊かな人間のまち」をめざすとしています。この大目標実現のためには、目黒の街が都市再生という巨大開発の大波に飲み込まれてしまわぬよう、自治体として「住民こそ主人公」を肝に据え、必要な規制や誘導策をもって区民とともに立ち向かう覚悟が必要ではないでしょうか。
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