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「公共施設等マネジメントの推進に向けた基本的な考え方」への意見

「公共施設等マネジメントの推進に向けた基本的な考え方」への意見

                     2025年10月30日 日本共産党目黒区議団

1.公共施設は、地域社会の発展や住民自治に貢献する重要な役割を果たし、教育、文化、福祉、運動、コミュニティー形成、利便性など住民の社会生活の向上を目的として設置されている。幅広い住民が利用できる施設でもあり、地域の困りごとに対応するための活動の拠点としての役割も担っている。
 しかしながら、区の示した「考え方」は「経営的な視点」や「最適化」「コスト」などが強調され、区民が公共施設を利用することによって、どう自らの生活を向上させ潤いのあるものにするのか、いかに地域社会の一員として活動し地域に貢献していくのか、そうした姿が浮かんでこないし、将来への希望もわいてこない。
 区が公共施設を管理・運営しながら、区民生活の向上を図り、区民と力を合わせて地域社会やコミュニティー形成をどう発展させていくのか、そうした視点を盛り込むべきである。

2.建設時から50〜60年以上が経過すれば、公共施設をとりまく地域の状況や住民のニーズに変化があり、機械的にすべての施設をそのまま維持するために更新や大規模な改修をすることはできないのはその通りである。だからこそ、区民への説明や対話もコンサルタント任せにするのではなく、また、行政側からの方針や計画の一方的な押し付けではなく、区が責任とイニシアチブを発揮して区民に正確な情報を提供し、区民の参加のもとで施設の点検と維持・更新の計画づくりを進めていくことが必要である。

3.これまでの区有施設見直し方針のように、施設の床面積削減といった機械的な数値目標を立てるのはやめること。

                                    以上

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