森美彦・モリモリ区政報告

■２７９号　駒場バラ園を守る運動が区を動かして


駒場バラ園の全景（撮影11/8森）

　駒場１丁目のバラ園を守ろうと地域の方々によって運動がすすめられてきました。

バラの思い出

　バラは、わたしが幼い頃から両親が赤、白、ピンク、黄色の大小さまざまなバラを大事に育てていましたので特別の思い出があります。コガネムシがバラの花びらにいるのを見つけ、バラについた水滴がきらきら光る光景をじっとながめたものでした。バラの香りは郷愁をそそります。父は、パイプのコレクションを趣味にしていましたが、バラの根っこで作った自作のパイプをくゆらして自慢げにしていました。
　駒場のバラ園は専門家のあいだでは世界的に有名なバラ園だそうです。３００坪ほどの敷地に１０００株以上のさまざまな種類のバラの木があります。多くの品種がつくりだされてきたところでもあります。

１００株を区の公園に移植

　この度、関係者の努力によってそのうち直植えの１００株ほどを区が寄贈されることになりました。
　当面１１月末から１２月にかけて、駒場１丁目に完成して間もない大火事現場跡地の公園に移植することになりました。その後、駒場野公園拡張計画が完成する２年後には、日当たりのよい敷地内の２００㎡ほどの畑に再移植されます。また、一部は駒場公園にも移植されます。
　駒場野公園拡張計画は、区議会に陳情も出され審議が尽くされましたが、住民自治の立場から見て多くの教訓が得られたのではないでしょうか。住民パワーの大きさにも感心しました。